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沖縄観光

浦添城址をもっと楽しむおすすめコース

投稿日:2020年4月5日 更新日:

浦添市にある浦添城址は、実は首里城よりも古くからある中山王城の跡です。美しい石積みでできた城壁も見事ですが、沖縄戦を知る貴重な場所でもあります。そんな浦添城址のおすすめスポットを紹介します。

そもそも浦添城ってどんなところ?

浦添城があるのは、浦添市前田の高台です。城の北側は断崖絶壁になっていて、下から見上げると思わず「なんて場所に城があるんだ!」と声をあげたくなってしまいます。

さてそんな浦添城は舜天王が築城したといわれていますから、時代としては12世紀初頭にあたります。舜天王は琉球王国の初代国王とされていますので、浦添城は首里城よりも歴史が古いことになります。

浦添城が王城としていたのは察度王の時代までといわれていますので、舜天王から数えると3王朝10代までの王様の居城とされています。

今でこそ緑豊かな場所にそびえたつ美しい城壁が魅力的な浦添城址ですが、沖縄戦では日本軍とアメリカ軍による激闘の最前線となった場所でもあります。

前田高知と呼ばれる複雑な地形の上に立つ浦添城址の先には、日本軍が重要拠点としていた首里城があります。その首里城を守るための最終防衛ラインとされたのがこの地域だったため、約3週間にわたり激しい戦いが繰り広げられました。

両軍ともに多くの犠牲者を出したこの場所は、映画『ハクソー・リッジ』の舞台となったことにより再び注目されています。

浦添城址は琉球王奥の歴史を感じるだけでなく、悲惨な沖縄戦を肌で感じることが出来る貴重な場所でもあるのです。

浦添城の美しい城壁を見るなら下から見上げる方がおすすめ

浦添城址

まず初めに見てほしいのは、断崖絶壁の上にそびえたつ美しい石積みの城壁です。この城壁を眺めるためには、浦添城址の北側から登っていくのがおすすめです。浦添城址は山の頂上にある駐車場から歩いて移動することもできますが、これでは城壁の全体像を見ることが出来ません。

あの世につながる道

ただ「当山の石畳道」の入り口近くにある「浦添大公園」の駐車場からだと、なかなか迫力のある浦添城址の城壁を見ることが出来ます。

ちなみに写真で手前側にあるのが「浦添ようどれ」で、頂上にあるのが浦添城です。

沖縄戦前は地下通路だった「暗しん御門」を通っていざ中へ

暗しん御門

沖縄戦で激しい戦闘の舞台となってしまった浦添城址は、その爪痕が残る場所もあります。その一つが、王の墓につながる「暗しん御門」です。沖縄戦によって天井が崩落してしまったため、現在その場所に立ってもまさかそこが地下通路であるとは気が付きません。

ただこの先には「浦添ようどれ」と呼ばれる琉球王国の陵墓になっています。浦添城址の北側の断崖のちょうど中腹にあるのですが、別名「極楽陵」と呼ばれた場所につながる通路は薄暗いトンネルとなっており、昔の人は「あの世につながる道」とも呼んでいたとか…。

ただ陵墓には裏庭があり、そこからは本当に極楽を思わせるような美しい青い空が広がって見えます。

浦添ようどれ

展望台から今の浦添市街を眺めてみよう

浦添の展望台

せっかく浦添市街を一望できる高台に来たのですから、最も見晴らしの良い展望台に上ってみましょう。この場所は「浦添グスク・ようどれ館」からも近く、展望台の一階には沖縄そばの店もあります。2・3階が無料の展望台になっていて、360度ぐるりとあたりを見下ろすことが出来ます。

宜野湾・北谷方面

こちらは宜野湾・北谷方面を見たときの風景です。遠くには沖縄戦の際にアメリカ軍が上陸した北谷方面が見えます。北谷と浦添城址を結ぶ延長線上には、沖縄戦で日本軍の重要拠点とされた首里城があります。

那覇市の中心地・新都心エリア

反対側に回ってみると、那覇市の中心地・新都心エリアが見えてきます。

新都心エリアは大型ショッピングモールや免税店などが立ち並ぶ観光・ショッピングエリアになっていますが、かつてはアメリカ軍の基地でした。1975年に土地の一部が返還されたものの、全面的に返還が実現したのは1987年のことです。

翌年にようやく都市計画が決定し、県立高校や大型ショッピングセンター、沖縄都市モノレールの開通を経て現在のような形になりました。今では新都心エリアを歩いていても、かつて立ち入りが禁止されていた米軍基地の跡地であることを思わせるようなものは何もありません。今見ることが出来る沖縄の風景は、基地の返還によっても少しずつ形を変えているような気がします。

最後は天然のクールスポットを巡って締めくくる

当山の石畳道

浦添城址のすぐ近くには、「当山の石畳道」があります。この石畳道は、「普天間参詣道」の一部にあり、川に沿って約200mの石畳があります。

浦添城址は炎天下の中を歩き続けなければいけないので、正直言ってかなり体力を消耗します。でもこちらは中に入ってしまえば、びっくりするほど涼しい!しかも川に沿って道が続いているので、歩いていても川のせせらぎが耳に心地よく響いてきます。

もちろん道の途中には休憩所もあり、近くには小さいアーチ橋がかかっています。

当山の石畳道

日陰はさすがに日差しが厳しいですが、全体的にみると道のほとんどが木陰になっていているので夏でも驚くほど涼しく感じます。「これが本当に浦添市内なのか?」と思うほどあたりは静かで、アップダウンも気にならない緩やかなカーブが続きます。

当山の石畳道

ただ石畳の入り口はとにかく急な坂道です。道沿いは草刈りなどがされていて歩きやすいのですが、中に入るまではあまりに急な勾配なので思わずしり込みしてしまうかもしれません。ちなみに雨が降った後は少し路面が滑りやすくなっています。

浦添城址を楽しむなら「当山の石畳道」近くの駐車場を拠点にしよう!

浦添城址をいろいろな角度から楽しみたいのであれば、「当山の石畳道」近くにある駐車場を拠点にするのがポイントです。浦添大公園には様々なポイントに駐車場がありますが、この場所は穴場になっているので人もほとんどいません。

駐車場内には車いす専用のトイレも完備されたキレイな公衆トイレもあります。ただし飲料水を販売している売店などはありませんので、水分補給のための飲み物はあらかじめ用意しておきましょうね。

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