沖縄Plus

あなたの知っている沖縄の知識にPlusする。

沖縄小ネタ

沖縄の人としりとりをすると絶対に勝てない理由

投稿日:2020年8月5日 更新日:

しりとり

沖縄の人としりとりをすると、「ん」がついても負けになりません。それどころかニヤニヤと笑って「まだあるけど~♪」と不敵な笑い…。なぜ沖縄の人はそんなにしりとりが得意なのか?その理由を探ってみます。

沖縄には「ん」で始まる言葉がある

しりとりといえば、一人ずつ言葉を言い合い最後に「ん」が付く言葉を言った人が負けといういたってシンプルな言葉遊びです。「同じ言葉を2回使ってはいけない」「パスは3回まで」などゲームの決まりはやる相手によってそれぞれ違っていたりしますが、最終的に「“ん”が付いたら負け」という点は全国共通しています。

もちろん沖縄のしりとりでも「“ん”が付いたら負け」というルールはあります。ただし沖縄の場合は「“ん”がついても“ん”が付く言葉が見つかれば負けではない」という独特のルールがあります。

なぜかって?それは「ん」で始まる言葉がたくさんあるからなのです。ちなみに沖縄県以外の地域でも「ん」で始まる言葉はあります。でもそうした地域で「ん」で始まる言葉はあってもせいぜい1~2個程度のはずです。ところが沖縄には「ん」で始まる言葉が山のようにあるのです。

定番の言葉としては「んぶしー(味噌煮)」「んじゃな(ニガナ)」「んめーし(箸)」があります。

「んぶしー」は沖縄の家庭料理店に行けばメニューに堂々と描かれている定番の家庭料理(というよりも調理法)。豆腐の味噌煮であれば「豆腐んぶしー」といいますので、一般的な使い方としては「○○(食材名)んぶしー」となるのが一般的です。

「んじゃな」は沖縄の島野菜。少し苦みがありますが油との相性が良いので、沖縄県民熱愛のシーチキンと一緒に炒め物にして食べることが多いです。

「んめーし」は箸全般のことを言います。割りばしの箸入れに「んめーし」と書かれていることもありますので、意外と目にしたことがある人もいるかもしれません。

ちなみに沖縄の方言は地域によってもさまざまあり、同じ事柄を表現するにしても全く異なる言葉を使うことがあります。そんなことも関係してからか、沖縄には「ん」で始まる言葉が131語あるといわれています。

沖縄本島の人が宮古島の人としりとりをすると負ける

沖縄本島といっても県庁所在地のある那覇市では方言で話す若い人はほとんどいません。その昔は本島内出身であっても那覇や東京に上京して進学・就職するため、言葉の訛りもいつの間にか薄らいでいきます。

地元を離れて都会で生活しているうちに結婚・子供が出来ると、その子供たちは方言のない言葉を覚えていきます。最近では沖縄県内でも県外企業が多く参入していることもあり、沖縄出身であっても方言を喋れない・意味が分からない若い世代がどんどん増えています。

ただ地方に行けばまだまだ独特の方言が標準語となっている地域がたくさんあります。中でも最も独特な言い回しをするという印象があるのが宮古島。宮古島の方言は「みゃーくふつ」といわれ、発音はもちろんですが表現もなかなか難しいです。そんな宮古島の方言には「ん」から始まる言葉がたくさんあります。

例えば人を表す言葉で「ん」から始まる言葉を例に挙げると、「んま(おばあさん)」「んまっふふあ(親子)」「んまが(孫)」の3つがすぐに出てきます。

さらに気分や状態を表す言葉で「ん」から始まる言葉となると「んむっし(楽しい)」「んぎゃます(うるさい)」「んぞーさ(残念)」「んびゃーいん(耐えられない)」「んば(嫌だ)」「んまむぬ(美味しい)」となかなかのラインナップ。

さらに食べ物に関する言葉になると「んー(イモ)」「んぎゃな(ニガナ)」「んっす(味噌汁)」「んきゃふ(海ぶどう)」などがあります。

ちなみにこんなものはまだまだ序の口。

「んま(今)」はなんとなくわかりますが「んきゃーん(昔)」は理解不能。「んまり(生まれ)」は解読可能ですが「んぬぅつ(命)」になると解読不可能。

さらに今紹介した言葉は宮古島の方言で「ん」から始まる言葉のうちのほんの一部。ここまで説明すれば「宮古島出身の人としりとりをすると絶対に勝てない」という理由をわかってもらえるはずです。

宮古島の言葉は「ん」が多いだけでなく解読するのも難しい

さすがに沖縄本島内の方言で、宮古島の方言ほど「ん」で始まる言葉が多い地域はありません。実際に宮古島出身の私の友人が宮古島の方言のみでラインを送ってきたことがあるのですが、すべて平仮名&解読不能な言葉のオンパレード。

かろうじて沖縄本島でも比較的よく知られている宮古島の方言「たんでぃがぁーたんでぃ(ありがとう)」だけはわかったのですが、そのほかはあえなく撃沈…。宮古島の方言の難しさを改めて知ったものです。

ただ宮古島の方言の難しさは言葉だけでなく発音そのものも独特であるのが特徴です。同じ沖縄県内でありながらも、時々外国語を耳にしているような錯覚に陥ることがある宮古島の方言。でもその独特な表現の中には島の温かさ・優しさを感じることが出来ます。

「ん」から始まるしりとりから見えてきた宮古島方言の不思議な魅力。あなたもそんな方言の魅力に直接触れてみてはいかがですか?

-沖縄小ネタ

関連記事

手土産

沖縄で接待の手土産として喜ばれるのは?

県外からわざわざ沖縄にやってきたゲストへの手土産は、接待の場所選び以上に神経を使うもの。そこで、「さすがだね!」とゲストから喜ばれる沖縄らしい接待の手土産をまとめてみました。 山城紅茶 接待の手土産と …

太陽

夏の沖縄旅行は熱中症対策が大事!年代別の応急処置と対処法

夏の沖縄旅行は、熱中症対策が何よりも大事です。熱中症は症状が軽いうちに正しく処置をすれば重症化を防ぐことが出来ます。そこで今回は、年代別に熱中症の応急処置と対処法を紹介します。 夏の沖縄は熱中症が起こ …

カクレクマノミ

ダイバーに人気のクマノミは不思議がいっぱい!

ダイバーに人気のクマノミは美ら海水族館でも大人気です。実はクマノミには不思議がいっぱいあるんです。不思議を知ったら美ら海水族館やダイビングでクマノミを見つけた時の感動が倍増しますよ! クマノミは種類が …

プール

沖縄で子供が一日遊べるおすすめのプール

美しい海に囲まれた沖縄ではビーチ遊びが人気ですが、子どもを連れて行こうと思うと設備や安全なども気になります。そんな時は沖縄のプールがおすすめ!1日いても子供が飽きない沖縄でおすすめのプールをご紹介! …

マリンアクティビティ

沖縄で楽しみたいマリンスポーツ10選

一年を通して温暖な気候が続く沖縄では、マリンススポーツがものすごく充実しています。美しい海の楽しみ方が無限に広がっている沖縄を、思う存分楽しめるおすすめのマリンスポーツを紹介します。 定番中の定番!バ …