いざ沖縄に移住してみると、思った以上に困ったことに遭遇します。特に働き始めると、本州よりも数が増えるのが飲み会。しかも沖縄の飲み会では、本州と勝手が違うので困ってしまうこともよくあります。
第5位【乾杯は基本オリオンビール中ジョッキ】

当たり前といえばそうかもしれませんが、沖縄の地ビールといえばオリオンビール。しかも県産品大好きな沖縄県民ですから、沖縄の代表的な県産品のオリオンビールを頼むのは当然です。
でも普通であれば、それぞれ好きな銘柄やサイズを選びますよね?ところが沖縄で乾杯のビールは「中ジョッキ」が基本!だから場を仕切ってくれる人から「とりあえず生でいいかな?」と聞かれてあなたが「お願いします」と答えたら、何も言わずに生ビールの中ジョッキが出てきます。
もちろん値段的にも雰囲気的にもいい場所になるとグラスビールなんて洒落たものも出てきますが、飲み会の回数が半端なく多い沖縄ではよほどのことがない限り大衆居酒屋です。だから「乾杯はオリオンビール中ジョッキ」が基本なんです。
ちなみにそのことを知らないで別のメーカーのビールを選ぶと、「こいつ、やっぱナイチャー(県外からの移住者)だな!カッコつけやがって…」と思われてしまうこともあります。
第4位【車で行って代行を使うが普通】
「飲み会に行くのに車で行くなんて…」と思うかもしれませんが、沖縄の人は「飲み会場所まで車で行って、帰りは運転代行を呼ぶ」というのが普通の流れ。何しろ沖縄にあるほとんどの居酒屋には駐車場が完備されていますし、逆に駐車場がないことを理由に飲み会場所の選択肢から外すこともあります。
ちなみに運転代行のほうが、タクシーで往復するよりも安上がり。しかもほとんどの人がなじみの代行屋さんをキープしているので、タクシーでわざわざ自宅までの道案内をする必要もないらしい…。
もちろんオフィス街の場合は逆に駐車場がないのが一般的です。ただこうした場所に職場がある人の多くはモノレールやバス、徒歩での通勤がほとんど!だから居酒屋に駐車場がなくても全く問題がないのです。
第3位【おしぼりは手を拭いたらコースター代わりにする】
私自身も沖縄に移住してきたばかりのころ、この光景を見たときにかなり驚きました。とにかく男性も女性も関係なく、おしぼりをコースター代わりにするのが沖縄流。でもさすがにガッツリと顔や手を拭いた後のおしぼりは例外!その代わりわざわざコースター用に新しいおしぼりをもらって対応しています。
ただ「なぜおしぼりをコースター代わりにするのか」という理由については、誰に聞いてもよくわかりません。そしてこの光景に慣れてきたころには、自分自身も周りと同じようにおしぼりをコースター代わりに使っていることに気が付きます。これはこれでジワジワと何とも言えないショックを受けます。
第2位【お開きのタイミングがわからない】
電車というものがない沖縄では、飲み会のお開きのタイミングがよくわからないのが一番困ります。電車があれば「そろそろ終電だからお開きにしようか?」と切り出しやすいのですが、終電がない沖縄の飲み会でそうはいきません。
ちなみに沖縄の飲み会では、「みんなが眠くなったらお開きにする」が一番多いパターンです。だからお酒に強い人たちと飲み会をすると、朝までエンドレスで飲み会が続くということもあります。ご注意を!
第1位【時間通りに行っても誰もいない】
沖縄の飲み会に行って一番困るのが、「何時に飲み会の場所につくようにするか」です。とにかく時間通りに人が集まることがほとんどないのが沖縄の飲み会です。そのため時間前に場所についても誰もいません。さらに時間通りに行っても誰もいません。
なぜなら、「飲み会のスタート時間に家を出る」というのがほとんどだからです。例えば居酒屋でよくある飲み放題プランで予約したとしても、店に全員がそろうのがバラバラ。だから店側としても「そろってからでよろしいですよね?」とわざわざ聞いてくるほどです。
これをうちなータイム(沖縄時間)と言ってしまえばそれっきりなのですが、初めてこうした現場に遭遇するとかなり動揺します。
でも大丈夫です。そのうちに慣れます。そして移住生活が長くなると、自分自身もうちなータイムで飲み会場所に出かけるようになっていきます。