ダイバーに人気のクマノミは美ら海水族館でも大人気です。実はクマノミには不思議がいっぱいあるんです。不思議を知ったら美ら海水族館やダイビングでクマノミを見つけた時の感動が倍増しますよ!
クマノミは種類がたくさんあった!
クマノミは世界に28種類も生息しています。日本に生息しているクマノミは6種類です。6種類すべてのクマノミが自然の状態で見られるのは、沖縄だけなんですよ。6種類のクマノミをご紹介しましょう。
カクレクマノミ

ピクサー映画「ファィンディング・ニモ」のモデルになった魚として有名です。オレンジ色の体に3本の白い線があります。水槽で飼うことも出来ます。その場合はイソギンチャクがなくても飼育できますが、自然のカクレクマノミはイソギンチャクから離れることはありません。映画のように旅に出ることはなさそうです。
沖縄なら比較的見つけやすいです。水深の浅いところにもいるので、体験ダイビングでも見られる場合がありますよ。見たい場合は、体験ダイビングを申し込む時に、「カクレクマノミが見られたらうれしいです」とリクエストしてみましょう。
クマノミ
オレンジ色の体に2本の白い線が特徴です。住んでいる地域によって体の色が変わるので、黒っぽいクマノミもいます。クマノミは千葉県より南の海で見られますので、伊豆などでも見ることが出来ます。 こちらも沖縄の海ならどこでもいると言ってしまえるほど、よく見るお魚です。初心者でも見つけやすいです。
ハマクマノミ

赤っぽい体に1本の白い線が特徴です。ハマクマノミは性格が強いので、他の魚たちと一緒にいることはないばかりか、共生しているハズのイソギンチャクを食べてしまうこともあるとか!?
セジロクマノミ
その名の通り、背中に白いラインがあります。モヒカンラインと覚えておきましょう。性格はおとなしいので、他のクマノミと一緒にいることが多いです。危険を察知するとすぐにイソギンチャクに隠れてしまうので、注意して探してみましょう。ただし、イソギンチャクや魚には触らないでくださいね。
ハナビラクマノミ

ピンク色に近い体の色に背中の白い線とえらの後ろの白い線が特徴です。
クマノミの中でも小さめな体でその名の通りハナビラのようにひらひら泳ぎます。性格はおとなしいと言われていますが、驚かせてしまうと攻撃してくることがあります。私の友人は驚かせてしまったので、ハナビラクマノミに手を噛まれました…。(実話)
トウアカクマノミ
その名の通り、頭が赤いのが特徴です。沖縄に生息しているクマノミの中でも一番のレアです。見つけられたら超ラッキーですね。私は以前、慶良間でシュノーケル中に見ましたが、ダイビングポイントではなさそうだったので、インストラクターの隠しポイントだったのかもしれません。
クマノミはイソギンチャクと共生しています
クマノミはイソギンチャクと共生しています。イソギンチャクはその触手によって魚などを攻撃しますが、クマノミは特殊な粘液を体から出しているので、刺されることはありません。クマノミはイソギンチャクに守ってもらっているワケです。
クマノミはチョウチョウウオなどイソギンチャクを食べる魚を追い払っている・・・とも言われていますが、はっきりわかっていないと言うのが実状のようです。
クマノミは性転換します
クマノミは何匹か一緒にイソギンチャクで生息しています。その場合、一番大きい魚がメスになり、2番目に大きいのがオスになります。もし、メスが死んでしまった場合には2番目に大きくてオスであった魚がメスに性転換して、次に大きい魚がオスになります。
オスからメスに性転換することはあっても、メスからオスに性転換することはないです。ってこれもはっきりわかっていないようで、ネット上でもいろいろな説があります。
クマノミは不思議な生き物
クマノミはイソギンチャクと共生していて、性転換する不思議な魚ですが、まだまだ解明されていない不思議がたくさんあります。美ら海水族館では6種類のクマノミを見られます。是非、会いに行ってくださいね。