スーパーや市場に行くと知らない野菜がたくさんあって驚きます。沖縄は本当に食材が豊かです。今日は沖縄のおいしい野菜を紹介します。
ゴーヤー

すっかり有名になったゴーヤー。独特の苦みがクセになるおいしさです。家庭菜園で育てる人も多いです。夏野菜ですが、スーパーでは通年で見ることができます。ゴーヤーチャンプルーにして食べることが多いですが、てんぷらにしたり、カレーに入れてもおいしいです。
パパイヤ

沖縄では「パパヤ」とも言われていて、熟す前の青い果実を使ってチャンプルーや煮物にします。スーパーでは千切りになったパパイヤも売られていて、ポピュラーな野菜であることがわかります。
ナーベーラー

ヘチマのことです。本土ではヘチマってスポンジにするとか、化粧水にするくらいで(これも昔の話ですね)食べませんね。沖縄では「ナーベーラーンブシー」と言って味噌煮にしてよく食べられます。
冬瓜(とうがん)

沖縄の言葉で「シブイ」と言います。夏に収穫されて冬まで保存できるので、この名前になったとも言われています。あえものにしたり、味噌煮にすることが多いですが、スープもおいしいです。
モーウイ

茶色っぽい色をしているウリの仲間です。コリっとした食感が特徴で、あえものや酢の物にして食べられます。
ハンダマ

表が緑色で裏が鮮やかな紫色の葉野菜。沖縄では「血の薬」と言われています。実際、鉄分を多く含んでいるので貧血に効果があります。サラダやあえものにして食べます。
シマナー

カラシナの一種です。シマナーを塩漬けにしたものをチキナーと呼びます。ピリッとした辛みがあって、チャンプルーにして食べるのが一般的です。一年を通して手に入るのでとても重宝します。
ニガナ

本土で言う「ニガナ」とは別の種類なんだそうです。少し苦みがあるので、あえものなどにして食べられます。
フーチバー

ヨモギのことです。沖縄の代表的な薬草で、本土のように草餅にすることはなさそうです。ヤギ汁には欠かせないもので、沖縄そばのトッピングにしたり、麺に練りこむこともあります。フーチバージューシーはヨモギを加えた炊き込みご飯です。
マーミナ
もやしのことです。本土ほど安くはないのですが、焼きそばやちゃんぷるーに大量に使われるので、スーパーでも大袋で売っています。
島にんじん

色が黄色くて細長いにんじんです。本土のにんじんより薬草っぽい気もします。にんじんは沖縄でもよく食べられていて、てんぷらや味噌汁、チャンプルーの具などに使用します。本土と同じにんじんを使うことも多いですが、「チムシンジ」という豚レバーの汁物の時は島にんじんを使うようです。
ターンム

田芋とも書きます。里芋の一種ですが、水田で栽培されます。生のままでは傷みやすいので、市場には蒸したり茹でたりしたものが並びます。親芋の周りに小芋がたくさんつくことから、子孫繁栄の縁起物とされ、お正月や旧盆の重箱料理に欠かせないものです。
田芋をつぶして豚肉やシイタケなどと合わせた「どぅるわかしー」やこれを揚げた「どぅる天」などもありますが、手間がかかるのでお店で食べる方が多いです。田芋を使ったデザートもあって、ブルーシールでは「田芋チーズケーキアイスクリーム」が販売されています。
ウンチェー

空心菜、ヨウサイとも言われます。シャキシャキした歯ごたえが楽しめるので、炒めものにしてよく食べられます。生のウンチェーは県外に持ち出せないので、是非沖縄で味わってくださいね。
本当に食材が豊かな沖縄。沖縄の野菜を使ったカフェもたくさんありますよ。食わず嫌いはもったいないです。是非沖縄のおいしい野菜を食べてみてくださいね。