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沖縄の伝統・文化・歴史

沖縄の民族衣装

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琉装

沖縄は、かつて琉球王国として栄えた場所。そのため、日本には見られない独特の文化があります。そんな沖縄では、民族衣装を見るだけでも、楽しむことができます。

伝統的な民族衣装・琉装とは?

沖縄の伝統的な民族衣装といえば、琉装があります。琉装は、気温が高い沖縄を快適に過ごすために作られた琉球独特の衣装のことで、種類や着付けの方法などにも、和装とは違った特徴があります。

琉装の特徴

琉装は、涼しさを追究した琉球オリジナルの衣装です。そのため、一番の特徴は、袖の部分が広い点にあります。

一年を通して気温の高い沖縄では、着物を着ていても少しでも風通しが良くなるように、一般的な和装の着物と比べて袖が広く開いています。そのため、袖口には、表地と合わせた時に見栄えがするように、裏地の色にまで配慮されています。

その他にも琉装には、和装には見られないこんな特徴があります。

ワチスビがある
わきの部分に、三角形のマチがあります。
襟の丈が長い
見た目ですぐにわかる違いです。
長襦袢の袖は筒状になっている
着物の下につける長襦袢ですが、男性用の場合は、筒袖が使われます。筒袖であるために、長襦袢の袖丈が短いのも、特徴の一つです。

昔は身分や階級によって衣装が決められていた

琉球王府時代の身分は、大きく分けると、「王族」「一般士族」「庶民」の3つに分けられます。この3つは、身分だけでなく、男女でも違いがあります。

男性王族・一般士族の場合
男性王族・一般士族の場合は、最上とされるのが黄色です。以下は、紫・桔梗・水色・藍色などがあります。階級を表すものには、着物の色意外に、帯や冠などでも表されます。
女性王族の場合
女性の琉装といえば紅型衣装が有名ですが、紅型衣装そのものは、王族の女性の礼服とされていたため、士族や庶民が身に着けることはできませんでした。ちなみに、紅型にも最上の色は黄色とされていて、以下は水色・うす紅色の順となっています。柄の大きさにも身分によって規制があったといわれているので、王族といっても、見た目で違いが分かるようになっていたということなのでしょう。
女性の一般士族の場合
女性の一般士族は、絣や上布の衣装を着けていました。
庶民の場合
庶民の場合は、男女の違いはありません。植物繊維でできている、風通しの良い芭蕉布の衣装を着用しました。

琉装の着付け方

見た目や色、柄や素材にも、沖縄の衣装には和装とは異なる特徴があるのですが、最大の特徴はその着付け方にあるといえるでしょう。

締め付けない着付け

普段着としてつけられる琉装は、腰のあたりを締め付けない「ウシンチー」と呼ばれるデザインのものがほとんどでした。

着つけるときは、腰のあたりに細帯を締め、その上に着物を着て、合わせた部分を手でつまんで細帯に挟むだけ。このスタイルは、観光地での民族衣装着付け体験などで見ることができる定番のスタイルです。

ちょっと変わった琉装用ヘアスタイル

女性の琉装姿といえば、和装では想像がつかないようなちょっと変わったヘアスタイルも特徴的です。これは、「ウチナーカンプー」と呼ばれているヘアスタイルで、琉装の場合の正式なヘアスタイルとされています。

ちなみに、ウチナーカンプーというのは正式名称ではないそうで、正しくは、「沖縄からじ」というのだそうですよ。

腰の下まで必要な髪の長さ

ウチナーカンプーの特徴は、できるだけボリュームがあるように結い上げていくというのがポイント。そのため、ボリュームを出すためには、相当な長さが必要になります。

もしも地毛ですべて結い上げるのであれば、お尻の下あたりまで髪の長さがなければ無理なのだとか…。

今ではボリュームアップのためのあんこがあるので、さすがにそこまでの長さは必要ないのだそうです。

本格的な琉装で記念写真が撮れるお店

沖縄に来たからには、簡単にできる観光用の琉装ではなく、本格的な琉装を体験してみたいという人もいるでしょう。

そんな時には、本格的な琉装の着付けができ、さらにお気に入りの場所で記念写真の撮影サービスまで行っているこんなお店があります。

琉球壱番屋

琉球衣装の着付け体験ができる場所は多いのですが、観光客であっても、本格的なウチナーカンプーを含めて着付け体験ができるお店となると、かなり限られます。

そこでおすすめしたいのが、琉球壱番屋。

琉装体験を選べば、熟練のスタッフによってきれいなウチナーカンプーを仕上げてもらえるだけでなく、世界遺産に登録されている座喜味城跡を散策しながら、記念写真の撮影ができるサービスを行っています。

もちろん、女性用だけでなく男性用も準備があるので、カップルで一緒に体験することもできますよ。

  • 住所:沖縄県読谷素因座喜味248-1
  • 電話:098-923-3763
  • 定休日:日曜日
  • 営業時間:10:00~15:00(最終受付14時)

アトリエ アンファン

本格的な琉装体験がしたいけれど、沖縄に出かけることができないという場合は、ヘア&フォトスタジオ「アトリエ アンファン」がおすすめ。

アンファンは、沖縄にあるお店ではなく、都内にお店を構えるフォトスタジオ。だから、沖縄にわざわざ出かけなくても、本格的な琉装ができて、しかも記念写真の撮影もできるんです。

特に、仕事の都合で沖縄を離れた沖縄人ファミリーには、子供の百日祝いや十三祝いを琉装姿で写真に残せるということもあり、ちょっとした人気になっています。

  • 住所:東京都中野区江原町2-31-7
  • 電話:03-5982-3332
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:火曜日

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